葉巻とは~葉巻の歴史②~

タバコはヨーロッパに渡りそこから瞬く間に広がっていきます。

16世紀初頭に新世界を訪れたヨーロッパ人はその地を次々と植民地へとしていきました。
1530年代にはサントドミンゴ、1580年にはキューバ、1600年代初めにはブラジルや北アメリカでも栽培が始められタバコの葉はヨーロッパに送られていました。

1717年スペイン王室はセリビアにタバコ独占機関を設立。
キューバの栽培者は固定価格でスペイン政府のみに売らなければならなくなりました。
そして1770年、セビリアに王立タバコ工場が完成するのです。

しかしキューバの農民やタバコ製造業者はスペイン王室の独占体制に反発しましたが、1740年スペイン国王フィリップ5世が王室貿易会社を設立しタバコの栽培製造を完全に独占しました。その中でもキューバでのタバコの栽培は栄え、後にヨーロッパで需要が高くなるとキューバでも製造が公然と行われるようになりました。

そして1821年、スペイン製品より好まれていたキューバ製品の自由な製造販売を許可する法令を発令し
キューバのタバコ産業は大きく飛躍していきました。

こうして歴史と共に振り返ってると何故ヨーロッパが葉巻市場が大きな力を持っているのかが分かってきますね。